健康な身体作りに大切な腸内環境を悪化させる食品添加物

こんにちは！北浦和のパーソナルジムBest-Health Fitness代表の増田です。

今回は、健康的な身体作りには不可欠な腸内環境についてのお話をしたいと思います。

我々の腸内には、約3万種類・100~1000兆個の細菌が生息しています。

その重量は1.5kg~2kgになると言われています。常在細菌である腸内細菌は日々の生活習慣、食事などで日和見菌（善玉菌・悪玉菌のどちらの味方にもなりうる菌）が善玉・悪玉のどちらかに偏り、腸内環境のバランスを変化させます。

腸内細菌の働き

上記で重要なのは、①と⑤の免疫に関わるということです。

しかも、免疫力の70%を作り出すという貢献ぶり！

風邪を引かない身体＝健康的な身体

免疫を高め風邪を引かない健康的な身体作りの第一歩としてまずは腸内環境を悪化させる食べ物を知りましょう！

腸内環境を悪化させる添加物

腸内環境を悪化させる食べ物は多くありますが、次の5種類の添加物は腸内環境を悪化させる危険性が高いため注意が必要です。

（1）乳化剤

アイスクリームを代表に多くの食品に乳化剤として添加されているカルボシルキメチルセルロースとポリソルベート80は、腸内細菌叢を変化させ、慢性的な炎症（肩こり・腰痛etc・・・）を誘発します。

さらには、代謝異常を引き起こす可能性もあります。これらを与えたマウスは、乳化剤を与えないマウスと比較して腸粘膜の透過性が高まり、炎症が進行したという研究があります。

この研究以外でも、ボルソルベート80摂取でM細胞（Microfolf細胞）を通過する大腸菌が増加したという報告もあります。20世紀半ば以降で、炎症性腸疾患患者が増えた要因の1つが多くの加工食品で使用されている乳化剤だとされています。

(2)人工甘味料

スクラロースを摂取させたラットやマウスの実験では、有益な腸内細菌が約50%減少、腸内細菌叢の変化に伴う炎症悪化といった変化が報告されています。また、０キロサイダーなどに含まれるアスパルテームは、腸内細菌叢に悪影響を及ぼし、インスリン抵抗性を誘発（肥満の原因になる）しやすいという報告があります。

アスパルテーム・スクラロース・サッカリンといった人工甘味料の粉末を大腸菌株にさらした結果、成長・繁殖が抑制されたという研究もあり、腸内細菌に強い毒性とストレス効果があると知られています。

(3)トランスグルタミナーゼ

この名前は聞いたことがない人の方が多いかと思います。

トランスグルタミナーゼは、主に蛋白質と蛋白質をつなぎ合わせる（架橋する）活性を持つ酵素の1つです。

食品改質剤として、かまぼこ水産加工品のゲル化、ソーセージなどの加工肉のゲル化など、パン小麦の加工食品業界で広く普及しています。

パンなど小麦に含まれるグルテンは、腸内でグリアジンと架橋させる。免疫はこれを異物と誤解し攻撃しますが、腸にもダメージがあり自己免疫疾患が起きやすくなります。

特にセリアック病（グルテン不耐症）の要因として、トランスグルタミナーゼは問題視されている。

(4)保存料

保存料は抗菌作用があり、食品の長期保存に役立つ。しかし、長期にわたる保存料の継続的摂取は腸内細菌叢の組織と機能を変化させます。免疫低下に陥る危険があるとされています。

例えば、保存料ソルビン酸カリウムは、特定の腸内細菌にさらすと成長・増殖阻害を引き起こします。他にもポリリジンはマウスの実験で、腸内細菌叢に変化を起こしたと報告されています。

安息香酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、ソルビン酸カリウムの摂取も同様にマウスの腸内細菌の減少に影響したという研究があります。

(5)亜硫酸塩

亜硫酸塩は保存料、防腐剤として用いられている。しかし、その摂取量が増えるとビフィズス菌の減少をもたらすとされている。他にも亜硫酸塩は、ラクトパチルスのカゼイン、プランタルム、ラムノサス、ストレプトコッカス、サーモフィラスといった腸内の善玉菌を大幅に減少させると報告されています。

摂取を控えるべき食品まとめ

このように腸内環境を悪化させる食品は多く存在します。

知らず知らずのうちに健康的な身体を失わないためにも、食品に対する知識をつけて大切な健康を守りましょう！

北浦和にある健康を学ぶパーソナルジムBest-Health Fitnessでお待ちしております！